秋の全国交通安全運動(21~30日)の愛媛県警の出動式が18日、松山市堀之内の城山公園であり、白バイやバイシクルユニットの隊員らが県内の主要幹線道での取り締まりに向かった。
 愛媛のスローガンは「渡りきる 老いの歩幅に 待つゆとり」。「シェア・ザ・ロード」の精神の普及促進も県独自の重点とし、自転車用ヘルメットの着用促進などを呼び掛ける。
 出動式で、伊藤昇一本部長は、県内の交通事故による死者数が年間抑止目標の50人を超えたことに触れ「子どもや高齢者の事故防止を図る指導、啓発活動を推進してほしい」と訓示。上甲俊史副知事は「高齢者のヘルメット着用率は低い。機動力を生かして巡回し、事故防止の啓発に努めてほしい」と述べた。